アニメ『ワンダンス』を見ていて、背景に広がる山並みや街の風景が気になった人もいるのではないでしょうか。
「物語の舞台は富山なの?」
「一凛高校にも実在するモデルがある?」
「聖地巡礼できる場所はどこ?」
結論からいうと、アニメ版『ワンダンス』の背景には、富山の風景が使われています。
アニメ制作を担当したサイクロングラフィックスが、背景美術について公式に紹介しており、第1話から第10話まで、複数の場面に富山の風景が描かれていることを確認できます。
ただし、富山県内の実在する場所が、すべてそのまま作品内に再現されているわけではありません。
この記事では、制作会社が公開した資料をもとに、確認できる事実と、現時点では確認できない情報を分けて整理します。
この記事を読むとわかること
- アニメ『ワンダンス』に描かれた富山の風景
- 総曲輪など、公式資料で確認できる場所
- 一凛高校に実在するモデル校があるのか
- アニメの配信先と原作漫画の確認方法
『ワンダンス』アニメの背景には富山の風景が使われている
サイクロングラフィックスは、アニメ『ワンダンス』の美術背景を、次の3つの切り口で紹介しています。
- 富山の風景
- 一凛高校
- そのほかの作中風景
その中で、立山連峰を望む富山の風景が、アニメ版『ワンダンス』の世界を形づくる要素として使われていることが明らかにされています。
したがって、「富山がモデルではないか」というファンの推測だけでなく、アニメの背景美術に富山の風景が採用されていることは、制作側の資料から確認できます。
一方で、「登場する建物がすべて実在する」「一凛高校には特定の実在モデルがある」とまでは発表されていません。
作品全体の舞台設定と、背景制作の参考にされた実在風景は、分けて考える必要があります。
富山の風景が登場するのは何話?
制作会社が公開した背景資料では、次の場面が「富山の風景」として紹介されています。
| 話数 | 紹介されている場面 |
|---|---|
| 第1話 | 冒頭に登場する富山の風景 |
| 第3話 | カボと湾田が部活から帰る場面 |
| 第5話 | 恩がダンスについて湾田と葵に語る場面 |
| 第5話 | 伊折とのダンスバトル後、カボが考え込む場面 |
| 第5話 | カボと湾田が帰りながら将来について話す場面 |
| 第9話 | カボと湾田がB-BOYの練習する公園へ向かう場面 |
| 第9話 | 壁谷とカボが登場するRAINでの場面 |
| 第10話 | 高校対抗ダンスバトルの会場へ向かう総曲輪のアーケード |
第1話だけでなく、物語が進んでからも、富山の景色が繰り返し使われていることがわかります。
単なる風景紹介として登場するのではなく、カボたちがダンスや将来について考える場面を包む背景として使われているのが印象的です。
第10話に登場する総曲輪は実在する
制作会社の資料で、具体的な地名まで確認できるのが、第10話に登場する総曲輪(そうがわ)です。
総曲輪は、富山市中心部に実在する地区です。
作中では、高校対抗ダンスバトルが行われるクラブへ向かう場面に、総曲輪のアーケードが描かれています。
『ワンダンス』の背景を実際に見てみたい人にとって、現時点で最も根拠を示しやすい場所といえるでしょう。
ただし、総曲輪周辺には店舗や生活空間もあります。訪れる際は、通行を妨げたり、店先や私有地で長時間撮影したりしないよう配慮が必要です。
一凛高校に実在するモデル校はある?
主人公のカボや湾田たちが通う一凛高校は、作品内に登場する学校です。
制作会社は、一凛高校の校門、教室、廊下、中庭、旧校舎、体育館などの美術資料を公開しています。
一凛高校の空間は、原作漫画を参考に図面を作成し、3Dの設計ツールを使って構築されています。
登場人物がどこに立ち、どの方向へ動いても不自然にならないよう、校内全体が綿密に設計されていることがわかります。
一方、制作会社やアニメ公式サイトから、特定の実在高校をモデルにしたという発表は確認できません。
インターネット上では富山県内の高校名が候補として挙げられることもありますが、公式に確認できない以上、特定の学校を「モデル校」「聖地」と断定することはできません。
学校は生徒が日常生活を送る場所でもあります。根拠が確認できない学校を、聖地巡礼の訪問先として紹介するのは避けた方がよいでしょう。
なぜ富山の風景が『ワンダンス』に合うのか
『ワンダンス』は、ストリートダンスという、流行や都市文化との結びつきが強いテーマを扱っています。
その一方で、カボたちの日常を包むのは、立山連峰を望む広い風景や、落ち着いた地方都市の街並みです。
制作会社の背景資料では、登場人物の中にある鬱屈や夢と、美しい富山の風景との対比が意識されています。
ダンスへの憧れや、自分を表現したいという衝動。その背景に静かで大きな富山の風景が置かれることで、登場人物の内側にある熱が、より強く見えてきます。
富山は単なる背景モデルではなく、カボたちの「ここから自分の世界を広げたい」という気持ちを引き立てる、作品世界の重要な要素になっているのではないでしょうか。
『ワンダンス』の聖地巡礼で注意したいこと
現時点で、制作側の資料から地名まで確認できるのは、総曲輪のアーケードです。
一方、次のような情報は慎重に扱う必要があります。
- 実在高校を一凛高校のモデルとする説
- 公園や橋を特定する情報
- 風景が似ているという理由だけで挙げられた場所
- SNSや個人ブログのみを根拠にした聖地情報
背景が似ていることと、制作時にモデルとして使用されたことは同じではありません。
今後、新しい公式資料が公開され、具体的な場所が確認できた場合は、この記事にも追記していきます。
アニメ『ワンダンス』はDisney+で全話独占配信
アニメ『ワンダンス』は、Disney+(ディズニープラス)で全話見放題の独占配信が行われています。
富山の背景に注目して見直すなら、特に第1・3・5・9・10話を確認してみてください。
※配信状況は変更されることがあります。視聴前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
背景だけでなく、プロダンサーの動きを取り入れた演出やモーションキャプチャについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ ワンダンスのアニメ演出がすごい!プロ振付&モーションキャプチャの魅力
原作漫画で舞台の描かれ方を確認したい人へ
アニメの背景美術は、原作漫画の世界をもとに、アニメ用の空間として再構成されています。
私は原作漫画を通読していないため、この記事ではアニメと漫画の背景を細かく比較していません。
原作では富山や一凛高校がどのように描かれているのか、自分で確認したい方は、出版社の公式試し読みや単行本を利用してください。
2026年9月時点では、単行本は第15巻まで刊行されています。第1巻からまとめて確認したい方は、以下から探せます。
※商品の価格、在庫、巻数は変更される場合があります。購入前に商品ページの内容をご確認ください。
まとめ|『ワンダンス』の背景には富山の風景が描かれている
アニメ『ワンダンス』の背景には、制作会社の公式資料でも確認できる富山の風景が使われています。
この記事のまとめ
- 第1・3・5・9・10話に富山の風景が登場する
- 第10話では総曲輪のアーケードが描かれている
- 一凛高校は原作をもとにアニメ用の空間として設計されている
- 一凛高校の実在モデル校は公式には発表されていない
- 背景が似ているだけの場所を聖地と断定しない
- アニメ本編はDisney+で全話独占配信されている
富山の静かな風景と、その中でダンスに向き合う高校生たち。
その対比に注目して見直すと、『ワンダンス』の世界が、また少し違って見えてくるかもしれません。


